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証拠説明書の作成と証拠番号の管理を効率化する方法【弁護士の実務Tips】

民事訴訟において、証拠説明書の作成証拠番号の管理は避けて通れない実務作業です。甲号証・乙号証の番号付け、枝番の管理、証拠の追加・入れ替えに伴う番号の振り直し——これらの作業に多くの時間を費やしている弁護士は少なくありません。

本記事では、証拠番号管理の基本ルールを整理したうえで、手作業を大幅に削減できるシステム活用法を紹介します。

証拠番号管理でよくある困りごと

番号の振り直しが大変

主張書面の準備をしている間に、証拠の追加や順序の入れ替えが発生することがあります。
たとえば甲10号証と甲11号証の間に新しい証拠を追加する場合、それ以降の番号を既に用意していた場合、すべて繰り下げる必要があります。Excelや手書きの管理表では、1つの追加が10件以上の修正につながることも珍しくありません。

枝番も存在する

同一の証拠に関連する複数の書類をまとめる場合、「甲5の1」「甲5の2」のように枝番を使うことがあります。
先ほどのように、後から証拠番号を振り直しになったような場合、枝番のあるものが混じっていると、作業はさらに面倒になります。

この番号の振り直し作業を手作業で正確に管理するのは、証拠が多い事件ほど困難になります。

証拠説明書の作成に時間がかかる

証拠説明書は裁判所に提出する書面であり、証拠番号・標目・作成日・作成者・立証趣旨を正確に記載する必要があります。証拠の追加や番号変更のたびに証拠に付した証拠番号と証拠説明書の両方を修正しなければならず、転記ミスのリスクも高まります。

LegalWinでの証拠番号管理

LegalWinドキュメントでは、書類をクラウド上で事件ごとにわかりやすく管理できるだけでなく、証拠説明書の作成及び証拠番号の管理を直感的な操作で行えます。

1. 番号の直接入力

各証拠の番号欄は入力フォームになっており、番号を直接入力して変更できます。+/−ボタンで1ずつ増減することも可能です。変更は自動保存されるので、保存ボタンを押す手間もありません。

2. ドラッグ&ドロップで並び替え

証拠の順序を変更したい場合、☰マークをドラッグするだけで並び替えができます。ドロップの仕方によって挿入方法が変わります。

ドロップ位置動作
行の上端または下端独立した証拠番号として挿入。以降の番号は自動で振り直されます。
行の中央その証拠の枝番として追加。元の証拠が「甲10」なら「甲10の1」に変わり、追加した証拠は「甲10の2」になります。

3. 「以下連番」ボタンで一括振り直し

番号の歯抜けや不連続を直したい場合、各行にある「以下連番」ボタンを押すだけです。その行の番号を起点に、以降の証拠を自動で連番に振り直します。

たとえば、甲1, 甲2, 甲8, 甲9 と歯抜けになっている場合、甲2の行で以下連番を押すと甲1, 甲2, 甲3, 甲4に修正されます。前の行の番号は変更されないため、途中の証拠番号から管理を始めたいという場合でも、部分的な修正も安全に行えます。

4. 枝番の自動管理

枝番の追加・削除も簡単です。

  • 枝番+ボタン:証拠を枝番化します。甲5 → 甲5の1に変わります。
  • 枝番−ボタン:枝番を解除します。甲5の1 → 甲5に戻ります。
  • D&Dで枝番追加:ドラッグして行の中央にドロップすると、自動的に枝番として追加されます。

ドラッグアンドドロップにより、その後の番号について枝番を含めた採番が自動的に適用されるため、手動で整合性を管理する必要がありません。

5. 証拠説明書のExcel出力

証拠番号の並び替えが完了したら、対象範囲を指定して「証拠説明書出力」ボタンを押すだけでExcelファイルとして出力できます。証拠番号・標目・作成日・作成者が自動的に反映されるため、転記ミスの心配がありません。

6. PDFへの証拠番号スタンプ

PDF書類に証拠番号(例:「甲第10号証」)を直接スタンプすることも可能です。
このスタンプは証拠番号を白背景で付するオプションもあります。
証拠の整理と提出準備を同時に行えるため、作業の二度手間を防げます

証拠番号管理の実務ワークフロー

実際の訴訟進行に沿った、効率的な証拠番号管理のワークフローを紹介します。

ステップ1:書類をアップロード

証拠説明書画面から、PDFファイルをドラッグ&ドロップでアップロードします。アップロードされた書類には、選択中の符号(甲・乙など)が自動的に設定されます。

ステップ2:番号を整理

ドラッグ&ドロップで証拠の順序を整理し、必要に応じて枝番を設定します。
証拠番号の連番が崩れた場合も、「以下連番」ボタンで歯抜けを修正すれば、連番の整合性が保たれます。

ステップ3:証拠説明書を出力

範囲を指定して証拠説明書をExcel出力します。立証趣旨やメモを事前に入力しておけば、そのまま提出用の証拠説明書が完成します。
訴訟の進行に従い、複数回証拠説明書を出力する場合でも、同じ画面から出力していくことが可能です。

ステップ4:PDFにスタンプして提出

各証拠PDFに証拠番号をスタンプし、裁判所に提出します。番号の振り直しが発生しても、スタンプし直すだけで対応できます。

手作業と比較した場合の効率

作業手作業(Excel等)LegalWin
証拠1件の番号変更証拠本体と証拠説明書の両方を修正入力欄を変更するだけ(自動保存)
証拠の順序入れ替え番号を手動で全件振り直しドラッグ&ドロップ(自動振り直し)
枝番の追加手動で番号を編集し整合性を確認ボタン1つまたはD&D(ルール自動適用)
証拠説明書の更新Excel等を手動修正ボタン1つで再出力
PDFへの番号付与手書きまたはPDF編集ソフトスタンプボタン1つ

まとめ

証拠番号の管理は、訴訟実務の中で地味ながら確実に時間を消費する作業です。特に証拠が多い事件や、訴訟途中での証拠追加が頻繁な場合、手作業での管理はミスと非効率の温床になります。

LegalWinドキュメントでは、証拠ファイルそのものの管理、証拠の全文検索、証拠番号の直接入力・ドラッグ&ドロップによる入替え・連番修正・枝番管理・証拠説明書出力・PDFへの証拠番号付与まで、証拠管理の一連の作業をひとつの画面で完結できます。

フリープランでも証拠説明書機能をお試しいただけます。まずは実際の事件データで操作感をご確認ください。


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