・時間管理(タイムチャージ)機能を公開しましたのでお知らせします。
画面上部の「お役立ち機能」中の「時間管理」、事件詳細メニュー中の「時間管理」からアクセスすることができます。
使い方の説明などは機能紹介ページの時間管理機能についての説明箇所をご参照ください。
(なお、今後も継続して機能追加は予定しており、データのインポート・エクスポート機能、(和解等)条項案作成機能等を予定しています。ご意見・ご要望等はお気軽にお寄せください。)
・その他各種表示の調整等を行いました。
月: 2020年9月
訴状作成支援機能
従来の訴状出力機能は、依頼者名や相手方名等の情報が入力された状態でファイルが出力されるというものでしたが、それに加え、訴額に応じて印紙代を自動計算し、請求の趣旨も参考例から選択して作成できる機能を搭載しました。
これにより、訴状作成時の時間短縮が期待できます。
実際の操作感がどのようなものかは、下記の画像及び動画をご参照ください。

事件詳細メニュー中の「書面作成」メニューから、訴状作成支援を選択します。
訴額の入力と印紙代の自動計算
訴状作成支援画面では、訴額を入力する欄があります。
数字を入力して「計算」ボタンを押すと、印紙代が自動的に計算されます。
この訴額及び印紙代の金額は、後に訴状を出力する際に,Wordファイルに反映されます。
請求の趣旨の絞り込みと選択
請求の趣旨については、まず金銭請求なのか、不動産の明渡し請求なのかといった大きな分類を選択肢の中から選択します。
その選択に応じて、さらに詳細な請求の趣旨の具体例が表示されますので、今回作成する訴状で行う請求に近いものを選択します。
裁判例等から250を超える請求の趣旨の例が収録されていますので、作成したい請求の趣旨に近いものを見つけられるものと思われます。
Wordファイルの出力
請求の趣旨を絞り込んで選択したら、Wordファイルを出力します。
これまでに入力・選択した訴額、印紙代、請求の趣旨が反映されるとともに、基本的な事件情報や当事者の情報等も反映したWordファイルが出力されます。
この機能を利用することによって、わざわざ以前のファイルを探したり、書籍を確認したりという手間をかけることなく、訴状の骨格ができた状態で訴状の作成を開始することができるようになります。
LegalWin開発の理由
「弁護士一人の時間は24時間と限られている中で、少しでも生産性を上げるには、業務を効率化するしかない」
「業務を効率化するために、誰でも使える効率的なシステムをみんなで利用したい。」
「一般民事の弁護士・法律事務所向けに業務を効率化するためのサービスがなかなか見当たらない。」
世の中のIT化はどんどん進んでいます。
もっとも、司法の世界では、いまだにFAXを使っていたり、紙の通帳を扱っていたりと、新しい技術ややり方が導入されるのに時間がかかります。
法律事務所の従来の事件管理は、効率の悪い作業が繰り返し行われていたり、手持ち事件の全体像が把握できなかったりして、見通しが悪いということがありました。
我たちは、自ら現役の弁護士として感じているそのような苦痛を解消するために、LegalWinを開発しました。
特徴として、基本機能としての事件管理機能については、わかりやすさ、使いやすさを重視して設計されています。その上で、弁護士向け事件管理サービスとして他に類を見ない圧倒的低価格での提供を実現しました。
このような基本機能に加えて、LegalWinは、従来にない独自機能を搭載しています。
具体的には、通帳及びPDF文書をデータ化して、事件処理に活用することなどができます。
これらは、単にExcelで行っていたデータの管理・表示をクラウド上に移し替えるというだけでなく、弁護士業務の負担を、ITの力によってもっと広範囲に軽減していきたいという思いがあるからです。
法律事務所の実情に精通している現役の弁護士が開発しているからこそ、様々な事件管理のスタイルにマッチする、真に必要な機能を提供することができます。
この独自機能の開発力は私たちの大きな特徴です。
私たちは、今後も弁護士・事務員の方が使っていて「これは便利だな」と感じる機能の開発を継続していきたいと考えています。
「LegalWin」は、現在も代表者自ら毎日使用しながら、日々改善を続けています。
登録はフリープランで簡単に行えますので、まずはお試しいただければ幸いです。
時間管理(タイムチャージ)機能(その1 タイマーによる時間計測について)
簡単な操作で作業時間の記録・集計を行える時間管理機能のご紹介です。
LAC事件のタイムチャージを行う場合や、顧問先への請求の際にどのような作業をいつどのくらいの時間行ったかを明らかにする場合などに役立ちます。
どの画面にいても開始・終了できるタイマーを使えるだけでなく、将来に向かって予め作業時間の見積もりを行うことで、例えば「今週この作業を行う時間があるのか」などの計画が立てやすくなります。
TODOは行うべき作業を洗い出す・忘れないようにするなどの役割を果たしますが、この将来に向けた時間管理は、そのような行うべき作業を、「実際にいつ実行できるのか」判断するのに役立ちます。予め「自分の時間を予約して確保する」作業を行っておけば、当該作業が予定どおり実行できる可能性は高くなります。
全事件を通じて一覧できる画面

画面上部のメニュー右側に「計測開始」ボタンがあります。
このボタンは基本的にどの画面にいても表示されていますので、作業時間を計測したい場面で素早く計測を開始することができます。
「計測開始」ボタンを押すと、詳細を入力できるモーダル画面が表示されます。

計測を行う事件や、作業内容をここで入力することもできますが、細かな情報は後で入力することもできますので、とにかく計測を開始したいという場合は、すぐ「計測開始」を押せばモーダル画面が閉じて計測が開始されます。

計測が開始されると、ボタンが赤くなり「記録中」と表示されます。
「記録中」の後ろには経過時間が時間と分で表示されます(1分未満は切捨てとなります。)。
計測を停止したい場合は、同じくボタンを押すことで停止することができます。

計測した作業記録(タイムレコード)は、上部メニュー「お役立ち機能」の中の「時間管理」で確認することができます。
この画面では、すべての事件を通じて、一日ごとのタイムレコードが表示されます。
事件や作業内容の入力をまだしていない場合は、ここで「編集」ボタンから入力することができます。

事件については、手持ち事件が一覧で表示されますので、その中から選択してください。文字を入力すると、絞り込みによって選択肢を減らすことができます。なお、ここで新たな事件を入力しても正しく反映されませんのでご注意ください。
作業内容については、LAC事件の代表的な作業内容が選択肢として表示されます。選択肢以外にも作業内容を新たに入力することもできます。
そのようにして追加で入力した作業内容については、今後選択肢として追加されますので、次からは選択肢として選択することができるようになります。

対象となる事件を入力し、関連付けを行うと、そこから当該事件の情報にジャンプするためのボタン(「事件詳細画面へ」)が表示されます。
事件ごとのタイムレコードを確認できる画面(事件詳細メニュー)

事件詳細メニューの中に「時間管理」というメニューがあります。
ここでは事件ごとのタイムレコードの情報を見ることができます。
この画面では、当該事件に紐付けされたタイムレコードが日にち、開始時間順に並んで表示されます。合計時間も表示されますので、その事件にどのくらいの時間をかけているのかも把握することができます。
LAC事件のタイムチャージの報告書の書式にコピー・ペーストして利用できるように、「LAC書式用出力」というボタンが用意されていますので、ご利用ください。
この画面の中にある「この事件の計測を開始」ボタンでは、最初から当該事件に紐付けされた状態でタイマーを開始することができます。
2020年9月17日の更新
・新機能開発の関係で、画面右上のメニューの構成を若干修正しました。
文書OCRは「お役立ち機能」の中に、ログアウトは「設定」の中にそれぞれ移動しましたので、ご注意ください。
2020年9月16日 の更新
・事務局アカウントについても、他の人が業務メモを作成した場合に通知を表示できるように修正しました。アカウント設定画面から設定をお試しください。
・その他各種表示の調整等を行いました。
2020年8月30日の更新
・依頼者詳細画面(事件詳細画面から依頼者名をクリックして表示される画面)に、当該依頼者の全ての事件を通じた預り金の出納帳及び立替金の出納帳を表示するようにしました。
一審と控訴審を担当した場合など、同じ依頼者に対する担当事件が複数にわたった場合の管理などにお役立てください。
・その他各種表示の調整等を行いました。